現場の安全マニュアルがより細かく、綿密な計画が求められるようになりました。クライアントからは各社安全マニュアルが配布され現場で情報共有されます。
例としては全豊田安全衛生研究会といったトヨタ関連企業17社で作られるテキストもあります。関連会社の工事責任者は受講し、証明カードが発行されて初めて現場の作業資格が得られます。
各現場に入る前には安全施工計画書を提出します。工程・使用する工具・注意点などを記載します。いまはリスクの可能性を見積り、リスクの予測を点数で評価する、「リスクの見える化」の時代です。
現場には必ず工事の許可を表す工事管理板を設置。
工事名・作業する会社と人の名前・資格者・作業内容・許可書を明記します。
整理・整頓・清掃・清潔の4Sは絶対条件で、危険を予測するKY活動では1日5回の現場確認をします。これによって各社、各人危険を見極める能力がついていきます。
いまや大手から現場の中小規模企業まで徹底した安全を講習や、資格を通して義務付けられてきています。脚立や保護具はもちろん作業に必要な道具から心構えまですべて安全に取り扱い遂行することが求められています。