テーマ 「5W2H・6W2Hをいまこそ簡単に活用する」
講師 田邊早苗
やたら入社したての頃聞いたキーワードですが、うまく活用すれば報告書から企画書まで簡潔にまとめることができます。いまさらなどといわずにぜひもう一度トライしてみましょう。
「2W1H」
普段CMや中づりで見たり聞いたりするフレーズにもルールがあります。
キャッチコピーやタイトルのルール
- WHY なぜ?
- WHAT なにを?
- HOW どうやって?
2つのW(WHAT、WHY)で事象をとらえ、結果として改善の方法(HOW)を導く方法。表現としては、要素が少なく短い文章になるため、キャッチコピーや記事の見出しなどを見ると2W1Hが広く使われていることが確認できる。
(例)「クシャミ 三回 ルル三錠」「危険 開口部 注意」も2W1Hの表現。
仕事で役に立つこと間違いありません!ぜひ実践しましょう。
「5W2H」
電話の応対や企画書をまとめる、報告やMTGの議題作りの基本
- WHY なぜ? > 目的や理由を明確にする
- WHAT なにを? > 何をするか明確に 仕事内容や依頼内容
- WHEN? いつ? > 時間や時期を明確に
- WHO? だれが? > 誰がするか、誰とするか? 誰と遂行するか明確にする
- WHERE? どこで? > 場所を明確にする
- HOW? どうやって? > 方法や手段を明確にすることで実現性が向上
- HOW MUCH? いくらで? > 費用を明確にすることで無駄が省ける
(例)〜 報告 〜
「私は 昨日13時から 豊洲の芝浦工大にて 学生募集のためのイベントプランを
800万円程度の予算を想定して 建築学科他教授陣に プレゼンしました」
もう少し細かく分けてみるとより明確なプランが見えます
「6W2H」
さらに事業化計画や新規プロジェクトの提案に
- WHOM 誰に? ( 相手、関係、人数 )
- WHY なぜ?( 意義・目的、動機、理由、狙い、背景、必要性)
- WHAT なにを?(仕事の内容、種類、性質、分量 )
- WHEN? いつ?(着手時期(タイミング)、期限、時間、納期、スケジュール、季節、頻度)
- WHO? だれが?(組織、担当、グループ、中心人物、役職、人数、主人公)
- WHERE? どこで?(場所、位置、職場内外、屋内外、出先、舞台)
- HOW? どうやって?(手段、方法、段取り、テクニック、進め方、期待度)
- HOW MUCH? いくらで?(数量、予算、単価、範囲)
- ※HOW MANY どのくらい? ( 規模 )
きちんと整理する能力が備わってきますしそこからアイディアが生まれます。是非日常的な電話の応対や報告、メールに活用してみましょう。
知ってはいるけど使えないことはたくさんあります。これはビジネス、ライフスタイルのコミュニケーションツールの基本です。伝達力と理解力をさらにパワーアップして円滑に人間関係を構築してください。